セルフの白髪染めって難しいですよね。
特に仕上がりの色に関しては、ドラッグストアでの見本と全然違う色になってしまうことも。
自分で想像していた以上に暗く染まってしまった場合は、少しでも明るくしたいと思いますよね。
しかし一度白髪染めで染めてしまった髪を、明るくすることは出来るのでしょうか。
白髪染めで黒くした髪を明るくすることは難しい

白髪染めや、お洒落染めの場合でも5~6トーンほどまで黒く染めてしまった場合は
髪を明るくすることが大変難しいです。
美容師さんでもかなり難易度の高い施術になってしまいます。
黒の絵具に、赤や黄色を足してもあまり変化はありませんよね。白髪染めで黒くなりすぎた場合も同じです。上からどんな色で染めていっても、変化が感じられないのです。
なぜ市販の白髪染めで髪が黒くなりすぎるの?
美容室での白髪染めは、お客さんの髪の状態にあわせて染料を決めていきます。
しかし市販の白髪染めの場合、色んな髪質のお客さんが買っていきます。
髪が太い人、細い人、白髪の割合もまちまちです。そのためどんなお客さんでも均一に染まるように染料が調整されています。
市販の白髪染めのほうが、美容室で染める白髪染めよりも染まりすぎるのは
このような背景があると考えられています。
白髪染めで黒くした髪を明るくする方法はないの?
白髪染めで黒くなった髪を、更に上から自分で染めるのは辞めたほうが良いでしょう。
白髪染めが思った以上に暗く仕上がってしまい、すぐにでも髪を明るくしたい場合は
「脱染剤」という特別な薬液を使う方法が必要になります。
脱染剤で黒い色素を分解してしまいます。
黒く染めた色素やコーティングを強い薬液で剥がしていくことになるため当然髪も傷んでしまいます。そして熟練の美容師さんでも100%成功する保証はありません。
費用も普通の白髪染めの2倍はかかってしまいます。
また、長い間暗めの白髪染めを行ってきた人も、一度で明るい色に染めることはとても難しいのです。1年ほどの長い時間をかけて徐々に明るく染めていくことになります。
白髪染めに失敗して、どうしても明るくしたい場合は
白髪染めに失敗して、どうしても暗い髪を明るく染めたい場合は
ダメージ覚悟で明るくするか、しばらく暗い髪色のまま過ごすか判断する必要があります。
そして白髪を黒くする場合も、万が一明るくする場合も美容室に行くようにしましょう。