シャンプーはもともとヒンズー語で「頭皮をマッサージし、髪をキレイに保つ」という意味の言葉です。
あのシャンプーの泡が髪を洗ってくれていると勘違いしがちですが髪が絡まらないように泡立つのだとか。なので「髪を洗う」というよりも「頭を洗う」という表現のほうが正しいのかもしれませんね。
◇意外と知らない、正しいシャンプーの方法
①まずはシャンプー前のブラッシング
シャンプーする前に、髪をブラッシングしましょう。お風呂に入る前だと尚良いです。
ブラッシングすることで頭皮の汚れや古い角質が浮き上がりやすくなります。
髪のキューティクルは水分を含むと開いてしまうのでお風呂に入る前の乾いた状態でのブラッシングが、傷まず汚れも落ちやすくなるので良いと言われています。
ブラシがない場合には、手櫛で髪のもつれを取るだけでも仕上がりが違いますよ。
②シャンプー前にしっかりお湯で洗う
ササっと流したら即シャンプー…
その流れ、お待ちください!!!
頭皮や髪についた汚れは、シャンプー前のお湯洗いで8割落ちるのです。
できれば1分ほどお湯洗いを試してみてください。
お湯の温度はあまり熱すぎると、頭皮の乾燥や髪のダメージへとつながります。
38度くらいのお湯が良いと言われています。
※ワックスや整髪料でガッチリセットしている場合はお湯だけで8割も汚れが落ちないです
③いよいよ、シャンプーで洗います
手にシャンプーをとったら、軽く泡立ててから頭につけましょう。
ここで気づくと思いますが…しっかりお湯洗いが出来ている場合、シャンプーの量がいつもより少なく済みます。
頭の上でしっかり泡立ってきたら、頭皮のマッサージをしていきます。自分の気持ちが良いように、指の腹でマッサージしていってください。
特別なテクニックは必要ありませんが
襟足のほうから頭頂部(下から上)へとマッサージすることで、顔のリフトアップ効果もあるのだとか!毛先のほうは髪同士をこすらず手櫛で泡をなじませる程度で汚れが落ちていきます。
④すすぎ残しは臭いの原因!しっかり流します
シャンプーのすすぎ残しは
・嫌な臭い
・かゆみやニキビなど頭皮環境の悪化
・フケの急激な増加
・髪の毛がやせ細っていく
などなど…頭皮トラブルの原因にもなります。
どのくらいしっかりすすぐかというと、シャンプーをしている時間の2倍は行ったほうが良いと言われています。
⑤あまり流さないは嘘?!仕上げのコンディショナー
「コンディショナーの成分が落ちてしまうから、あまりすすがない方が良い」
こんな話聞いたことありませんか?
基本的にコンディショナーはイオン吸着するため、どれだけすすいでも髪に残ります。
※厳密にいえばヌルヌルが落ちても、成分は強力にひっついている状態です
コンディショナーは髪の毛に栄養分を届ける目的で作られていますが
基本的には、髪の毛に残してはいけない作りになっています。
傷んだ髪の毛は、油が抜けてカサカサ乾いた状態です。
そのスカスカ状態の髪を補修するため、コンディショナーには油成分が多く含まれているのです。
油は腐りやすく、独特な臭いが出やすいです。
それに汚れが付きやすくなってしまいます。
コンディショナーが髪に残っていると、しっとりサラサラ髪になるどころか
髪や地肌によくない環境を作る場合もあります。
そのため、ぬめりが無くなるくらいに
しっかりすすぐ事が重要なのです!
正しいシャンプーのやり方は、いかがでしたか?
文字で読んでみると面倒くさそうに思うこともありますが(笑)
実際にやってみて習慣化してしまえば、続けられるものばかりです。
しっとりツヤツヤ美髪を目指したい方は、今日から実践してみてください。